前回はトイレトレーニングのやり方について説明しました。
ポイントは、
- 子どもの発達状況に合わせること
- トイレへの興味をもたせることからはじめること
- 大人に余裕のあるタイミングを選ぶこと
が大切だということでした。
さて、筆者は2児の母ですが、現在長男はトイレトレーニングを無事卒業し、次男は挑戦中です。
今回は、そんな我が家の実体験に基づく「特にこれがよかった!」というトイレトレーニング期に
役立つアイテムをご紹介したいと思います。
我が家のトイレトレーニング絵本を4選
前回の記事でも、まずは絵本やアプリなどを使って、トイレとはどういうところなのか、何をするところなのか、というお子さん自身にトイレに興味を持たせるところから始めようという話をしました。
この時期、我が家では絵本を積極的に利用しました。その中で、これは役に立ったなと思った2冊をご紹介します。
ノンタンおしっこシーシー
まずは定番のノンタンシリーズです。
ノンタンシリーズは児童館や病院など、日ごろ出入りするいろんな施設に置いてあるので親しむ機会も多いと思います。
そんなノンタンやその友達たちがオムツやトイレなどでおしっこします。
「しーしー」とわかりやすい言葉を繰り返すので、0~1歳の子どもでも楽しめてトイレに興味を持たせる初めの一歩におすすめです。我が家では、私が読んでいると子どもが一緒に声を合わせてきて「お母さん、一緒に(読もう)!」とせがんできて、リズムを楽しんでいる様子でした。
この本はトイレトレーニングをしようと決めて一番初めに読ませた本だったので、おしっこをすることを自分ごととして捉えられたこと、みんなすることなのだと自覚させるにはよかったかなと感じました。
ノンタンシリーズはほかにもハミガキやねんねなど、基本的な生活習慣の本は大体そろっているので、別のシーンでもよく取り入れました。
みんなうんち (かがくのとも絵本)
本書は、福音館書店が毎月発行している月間科学絵本「かがくのとも」に1977年にとりあげられ、1981年に装丁を新たに出版された傑作絵本である。英語、スペイン語、韓国語などにも翻訳され、世界で愛されている1冊だ。
読んであげるなら4歳から、自分で読むなら小学校低学年からが対象とされているが、ひとりで読む場合にもぜひ声に出して読んでほしい。「うんち」が韻を踏むようで耳にここちよく、まるで詩のように聞こえるはず。うんちをすることは、汚いこと、恥ずかしいことと思って園や学校でトイレに行かない子どもたちがいるという。ぜひ、そんな子どもたちに読んでほしい。 (小山由絵)
これは本屋で子どもが自ら手に取ったので読みました。
「おおきいぞうはおおきいうんち、ちいさいねずみはちいさいうんち」
「いきものはたべるから、みんなうんちをするんだね」
「人間も含めたそれぞれの動物が自分のやり方で自分の決めた場所にうんちをするよ」
と基本的なことを、作者の世界観満載でじんわりと伝える内容なのですが、我が家の子どもは動物が好きなせいかこれもヒットで、何回も「また読んで!」とリクエストしてきました。
読みながら「うんちは生きるために大切なことだよね、やっぱりほかの動物も決まった場所でするんだね」と話しました。
お子さんによっては、うんちはネガティブな印象を持つこともあるかもしれませんが、
「うんちは大切、みんなすること」を自然に教える面でもいいと思います。
うんぴ・うんにょ・うんち・うんご―うんこのえほん (日本語) 単行本
朝、いい “うんこ” がでると、1日中きもちがいい。朝でなくても、「きた!」と思ったときにスルリとだせたら、スッキリする。ひとくちに “うんこ” といっても、形も、色も、においもいろいろ。冷たいものを食べすぎると「どろどろの うんぴが ぴーっとでる」し、野菜がたりないときや、うんこをがまんすると「カチカチ ポロポロの うんごが……、なかなかでてこない!」。
言葉が話せるようになった3歳からの子供ならとっても面白く読める一冊。
「だいべんはかせ」うんこは健康な行為で恥ずかしいこどではないと教えてくれます。
著者は日本トイレ協会主催の「学校トイレ出前講座」で小学生向けの講師を務める村上八千世だそうです。
愉快なリズムとユーモアな絵は子供の興味を引きつき、うんちへの興味を持たせてくれます。
息子もこの本を読んでからはウンチの後に形を確認して、今日は丸いね、今日は粘土みたい、とかいろいろ話してきます(笑)
普通に大人も楽しく読めるので家族全員にオススメです。
その他定番のトイレ絵本
ひとりでうんちできるかな (あかちゃんのあそびえほん( 4))
定番の怪獣シリーズです。リアルな絵や仕掛けで楽しくトイレについて学べる絵本。
自分が好きなキャラクターが主人公になっていると、さらに興味を引くと思います。
子供たちみんな大好きなアンパンマンのトイレ版しかけ絵本。
大好きなアンパンマンと友達がトイレに行く!
真似っこ上手なことものトイレ習慣にぴったり☺︎
1歳からトイレについて教えることができる可愛いイラストの絵本
小さいうちにオムツ外れを狙う方は、是非取り入れてみましょう。
インテリアを壊したくない!行きついた補助便座
筆者は自分の好みのインテリアでないとストレスがたまってしまう性格なので、トイレにおまるを置いたり、キャラクターが描かれたいかにも子どもらしいデザインの補助便座を使いたくありませんでした。
そこで行きついたのがこの補助便座です。
・ベビービョルン トイレットトレーナー
ベビービョルン 【日本正規品保証付】 トイレットトレーナー ホワイトブラック 058028
我が家が購入するときはブラックタイプ一択でしたが、今はグレーやターコイズなどの色もありますね(2019年11月現在)。どれもシンプルで大人好みのインテリアにも合いそうです。
実際使ったところ、子ども自身も気に入ってくれて、トイレに行くと自分で進んでセットして(子どもがトイレに先回りすることがあるので、これが大事)使っていました。
加えて、このベビービョルンシリーズはステップ(踏み台)もあり、補助便座とセットの購入もおすすめです。
便座への乗り降りにも必要ですし、うんちの際にいきむときに足が接地しているとうんちが出やすいのでそういう面でもあるといいと思います。
・ベビービョルン ステップホワイト
ベビービョルン 【日本正規品保証付】 ステップ ホワイト 061121
ちなみに、お子さんやご家庭によってはおまるの方がいいという方もいらっしゃると思いますが、ベビービョルンはおまるタイプもあります。こちらもおしゃれです。
・ベビービョルン いす型おまる
ベビービョルン 【日本正規品保証付】 イス型オマル ホワイト 055121
■実はこれがいちばん母を助けてくれた!?防水シーツ
さて、意外や意外ですが、最後にご紹介するのは大人のお助けアイテムです。トイレトレーニング期に役立つアイテムというと、トレーニングする子ども自身をサポートするアイテムに注目が行きがちですが、大人の負担を減らすアイテムも必須だと思います。そこで私がおすすめしたいのが防水シーツです。
アイリスオーヤマ 防水シーツ 使い捨て 30枚入 FYL-30
トイレトレーニング終盤には「パンツで就寝」にチャレンジですが、その際に欠かせないのが防水シーツです。ただ、その時期に限らず、就寝中にオムツからおしっこが漏れて布団やベッドが汚れてしまった経験はありませんか?そんな時にも防水シーツをセットしていれば、おねしょをしたりオムツからおしっこが漏れてしまっても、布団やベッドは一切汚れることがなく、子どもが起きた後、防水シーツだけ手軽に予洗いして洗濯できるので、筆者はこれでかなりストレスが減り、おねしょにも寛容になりました。防水シーツはたくさん売っているので市販のものならなんでもいいと思います。
トイレトレーニングに限らず、子どもは就寝中に汗もよくかきますし、鼻血を出して汚してしまう回数も多くないですか?そんなときにも手軽に洗えて干せる防水シーツは、就寝環境を清潔に保つためにも、とてもおすすめします。
3歳になる前に始めよう!トイレトレーニングに役立つオススメ絵本とグッズ7選 まとめ
トイレトレーニングに役立つグッズ、いかがでしたか?
この記事ではご紹介できませんでしたが、このほかにも
- トイレ習慣を教えるアプリ
- 補助便座やおまるを快適に使えるようにサポートする便座シート
- トイレを楽しい空間にする飾りつけ
などもあります。トイレトレーニングは長期戦になることも多いですので、お子さんやご家庭にあったあらゆるアイテムを使って、お子さんにとってスムーズに、そして大人のストレスを少なく進めることが肝心です。
そして、改めて重要なのが、トイレトレーニングはタイミングが大事だということです。なかなか進まないときはお子さんにとって挑戦する時期が早すぎる場合がありますので、思い切っていったん中止してみたり、そのほか
「まわりの子と比較しない」
「失敗しても叱らない」
「ごほうびシールを用意するなどトイレを楽しいこと・ものにする」
「余裕をもって付き合う」
などに気をつけていろいろ工夫をしながら挑戦してみてください。
お子さんの誰もが通る道ですので、気長に楽観的に向き合う姿勢も大事です。
一緒に頑張りましょう。