最近、
「自己肯定感」って言葉をよく耳にしませんか?
自己肯定感とは、
子どもに限らず、
大人が自身の能力を伸ばすためにも求められる
自分は大切な存在だ
自分には価値がある
私はやれば出来る
のような自分に対するポジティブな価値観のことを言います。
自己肯定感は前向きで失敗を恐れず、ものことにどんどん挑戦していけるベースにもなる点、
成功した人生を歩むためにも必要とされる価値観と言えます。
しかし、大人になっても自分に自信を持てず、挑戦を恐れ、自分はダメな人間だ
と言うふうに思っている大人が少なくありません。
自己肯定感が低い日本の大人たち
世界先進国の中で日本は自己肯定感が低い国だと言われます。
日本は特に謙虚、遠慮、周りに迷惑をかけないといった文化から
なるべく控えめに動く習慣が美徳として考えられてきました。
韓国で生まれ育った私は、初めてこういった日本と文化を接したときは
出会った皆さん本当に優しくて思いやりあってとっても素晴らしく思いました。
しかしその反面、
そんな優しく、謙虚な大人に育つためには厳しい家庭教育があったということもわかりました。
子供の頃から静かにしなさい、走り回るとダメ、勉強しないとダメ、など
成長していく中で様々な「ダメ」を言われて育った子供は自分は「ダメ」なんだと
心の何処かで自信をなくしたまま大人になったのではないでしょうか。
最近は日本でも子供の教育への関心が高まり、親のしつけ方や、子育て方法に変化が見られますが、
「〜しちゃダメ」と散々言われ育った大人は自身の子供にも口癖のように同じくいいていることも少なくありません。
現代、忙しいすぎる共働きの家庭では子供と関わる時間が少なく、
子供は自分は遊んでもらえないんだ、ママパパにとって自分より仕事が優先だというように思えて
自己肯定感はますます育たなくなります。
それでは、
仕事が忙しいママやパパでも
子供の自己肯定感を高めるためにどうすれば良いでしょうか?
子どもの「自己肯定感」は親の接し方で9割決まる
子どもが幼くてまだ分かっていないからといって
子どもの質問に適当に返事したり、嘘でごまかしたりしていませんか?
自己肯定感は子供が一人の人間として育つ土台が作られる7歳までの時期に
自ら経験したことで作られる価値観です。
子供が自分は愛されていると感じる時とは、
自身がどんな話をしてもそれを気長くじっくり聞いてくれる大人がいる時です。
家庭のみならず、すべての人間関係、社会において相手の話をよく聞くことは、
とっても大事なことにも関わらず相手の話を聞くことが出来ず、
自分の言いたいことだげ話すしたり、相手に気持ちを押し付けたり、行動を強要したり
そんな未熟な大人も少なからずいますよね。
自分の子供がそんな未熟な大人にはなってほしくない、
前向きで良好な人間関係に恵まれ、みんなに愛される幸せな人生を歩んでいって欲しいと願うならば、
子どもの話をよく聞く、そして共感することは親の背中を見ながら育つ子どもにとってとっても重要なポイントです。
子供が何かいけないことをした場合もただ「だめ」って叱るのではなく、
ポジティブな言葉で
いけない理由を簡潔で明確にわかりやすく説明してあげましょう。
まだ小さくて言葉が話せないこどもでも目を見てしっかり説明すれば、
ママのいつもと違う雰囲気に気づいて真剣に聞いてくれるようになります。
感情的になる前に一息置いてみましょう。
我が子の自己肯定感を損なわないために今私がどんな行動をするべきなのかと
考えてみましょう。
子どもは真剣に説明してくれるママから自分は尊重されていると感じれば、
大人の目を引くために悪イタズラしたり、物を投げたり、駄々をこねたりすることは
だんだん減っていくと思います。
今日からでも可愛い我が子としっかり向き合ってみてください。
仕事から帰ったら洗濯や洗い物はいったん置いといて
2時間は子どもが好きなことで一緒に遊んでみましょう。
大好きなママと大好きな遊びをする
それだけでも子どもは大満足することでしょう。
子どもの「自己肯定感」は幼児期の親の接し方で9割決まるー自己肯定感が低い日本の大人だち まとめ
自己肯定感は英語で「The Yes Brain」と表現します。
直訳すると「プラス脳」という意味。
「プラス脳」を持つと人々と積極的に関わりを持って互いの違いを受け入れ、そこから学ぶことができるといいます。
私たちはママとして我が子供たちが精神的な強さと前向きな性格で誰からも愛される人になって欲しいと望んでいます。
子供が自己肯定感を高め、本当の意味での幸せな人生を歩むためには、
ママたちは我が子の個性と才能を尊重し、子供との深い信頼を築く努力をしなければなりません。
子供とコミュニケーションを取る時間を少しでも増やして子供の好きなことややりたい事は何かについて話してみましょう。
そして子どもが豊かで幸せな人生を送るための土台作りに精一杯協力してあげてください。
それはきっと、将来の子供にとって揺るぎない自信と生きる力になるはずです。
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