初めまして!韓国語講師のユンです。
今回は韓国語を習いたい!と思ったけどまず何から始めたら良いか迷っている方に役立つ韓国語の始め方・進め方についてお話いたします。
その前にまず、韓国語も他の言語と同様、一つのコミュニケーションの手段に過ぎないと認識した上、韓国語を勉強すると言う感覚より韓国語を習う・練習する感覚で学習を進めてもらいたいです。
それでは韓国語の学習を楽しく進めるために最初にするべきこと。
なぜ韓国語を習うのか?
- 韓国語を習いたいと思ったきっかけはなんですか?
- その動機の強さ(熱情)はどれぐらいでしょうか?
- 韓国語がペラペラになったらやりたいことは?
つまり、「目標設定」。
ダイエットや筋トレと同様、自分の最終的な行き先をはっきりイメージし、ゴールを持つことが途中から投げ出してしまう確率を断然と下げてくれます。
韓国語がペラペラに話せるようになった自分はどんな姿なのか想像してみてください。とってもワクワクして楽しそう!と思ったらやるべきことは、そこまでたどり着くまでコツコツ進んでいくのみ。
- 韓国ドラマが好きになって字幕なして聞き取れるようになりたい
- 好きなアイドルのインタビューの内容を理解したい
- 韓国人の恋人ともっと韓国語でコミュニケーションしたい
理由はどんなことでも大丈夫。
大事なことは自分の中で韓国語を習う目的をはっきりしておくことです。
ハングルの仕組み理解し読めるようになる
韓国語を習いたい目標がはっきり決まったら、韓国語の文字であるハングルの仕組みと読み方から学習を初めて行きましょう。
子供の場合は、文字が分からなくても音だけで言葉を覚えて行きますが、言語吸収時期が終わった大人はイメージができないことは覚えるまで時間がかかるものです。
ハングルを初めてみる方は、記号のような文字をとっても難しく感じますが、子音と母音をアルファベットに置き換えて組み合わせを理解すればさほど難しくはありません。
基本的な母音と子音の組み合わせ方を見て参りましょう。
한 글 (ハングル) の 한 の仕組みを見てみると
ㅎ: [h] の音 ㅏ: [a] の音 ㄴ: [n] の音
が組み合わされ [han]と言う音を作ります。
ㅏ/ㅑ/ㅓ/ㅗ/ㅜ/ㅡ このように棒のようなものは全て母音。
母音は必ず、子音(ㄱ/ㄴ/ㄷ/ㄹ/ㅁ/ㅂ,,,,)の右側(縦棒)又は下(横棒)に位置します。
基本的なハングルの仕組みが理解てきたら、次は単語や文を読めるようにしましょう。
子音と母音の基本音に加え、ハングルの最大特徴とも言える
「받침バッチム」の仕組みも学習して行きましょう。
「받침バッチム」とは、[子音+母音+子音] の最後にくる子音のことを言います。
例えば、上記の「한(han)」の場合「ㄴ」がバッチムとなります。
子音のメイン音とバッチムとしての音は前後の音に影響されるため、それぞれ異なってきますが、種類別にまとめて整理し、単語ごと発音の仕方を練習すると効果的です。
もちろん新しい言語を知識0から始めるには努力も時間もかかりますが、
全てを一気に覚えようとせず、毎日少しずつ取り組んで積み重ねていく感じでやって参りましょう。
興味・関心のあるものから学習する
新しく始めた何かを続けるためには、それが「面白い、楽しい」と思えるかどうかに左右されますよね。
韓国語の学習においても同じように、自分が「好き・楽しい」と感じるものから初めてください。
例えば、ある韓国ドラマがとっても面白くてその中のある俳優にハマったとしましょう。
自分にとって特に響いた台詞、胸キュンする台詞からノートに書き出し、出てきた単語やフレーズを楽しみながら学習します。
又、自分の日常生活でよく使いそうなフレーズや、言いたいことなどをノートにまとめて自分だけの韓国語フレーズ集を作るのです。
よく、”どんな単語帳がオススメですか?” と聞かれることがありますが、
私はいつも、”良い単語帳は個人によって変わります。”と答えます。
人によって関心のあるものがそれぞれ異なるからです。
もちろん、基本的に日常でよく使われる動詞や、形容詞は最初に覚えておくと便利ですが、好きなドラマの好きな場面の単語から覚えていっても全然問題ありません。
学習を続けるために重要なのは自分が好きな事柄を見極めることです。
文法を分析するより音のかたまりで慣れる
ここまで韓国語を学習する強い目的と、自分の好きな分野が決まったら後は話せる韓国語にするための練習です。
冒頭でも触れましたが、言語はコミュニケーションの手段。どれだけ単語や文法の知識があっても実際に使えないと意味がありません。
「音のかたまりで慣れる」と言う意味は、文法を考えなくても韓国語のフレーズを丸ごと覚えていて口と耳が覚えていることです。
例えば、[〜するしかない] といるフレーズは韓国語で「~할 수 밖에 없다」
「할(하다 する)」の代わりに「올 (오다 くる)/갈 (가다 いく)/ 먹을(먹다 食べる)」 のように動詞を入れ替えて活用するだけ。
同じように [〜야 하다 (〜しないといけない、〜するべき) ]〜の場所に、[ 해야하다 / 가야하다 /먹어야 하다/ 마셔야 하다/ 써야 하다 ] のように基本動詞を入れ替えて活用された形に慣れていくのです。
このようにかたまりのフレーズをたくさん積んでいくと、文法や活用の仕方を考えなくても会話する時にパッと出てくるようになります。
ここまでなるためには、ドラマやインタビュー動画などを活用して、たくさん聞いて話す練習は不可欠。
つまり、話せるようになるかどうかは、聞いて話した練習の量に比例します。
最初は短くて簡単なフレーズから確実に1日1フレーズずつ量を増やしていく感覚で進んでいってくださいね。
韓国語を習いたいと思ったら「楽しく学ぶためにすべきこと&学習の始め方」まとめ
これまで初心者のための韓国語学習の始め方・進め方について説明をまとめると以下の通りになります。
- なぜ韓国語を習いたいか目的をはっきりする
- 自分の好きなジャンル関心のあるものを見極める
- ハングルの仕組みを理解し、読めるようになる
- 韓国語フレーズを音のかたまりで覚える
- 自分だけの単語・フレーズ集を作る
- 簡単なものから表現の数を増やしていく
- 毎日10分でも聞く・話す練習を怠らない
どんなことでも同じことが言えますが、上達するためにやることは毎日10分でも欠かさず継続することです。
モチベーションが落ちたときは韓国語を習いたいと思った理由を思い浮かんで韓国語をべらべら話せいる自分の想像して楽しい気持ちを取り戻してみると良いでしょう。
最近は言語学習アプリも充実しているのでいろいろ活用して韓国人の友達を増やしてみるのもオススメです。