こんにちは、韓国語講師のゆんです。
今回は日本語では直訳が難しい韓国語の単語の一つである「챙기다(チェンギダ)」の意味と使われる場面について解説して行きます。
韓国人にとって日常の中で頻繁に使う単語の一つですが、基本的な意味以外にも他の動詞と組み合わせて様々な場面で使われている言葉です。
「챙기다(チェンギダ)」の基本意味
まず、「챙기다(チェンギダ)」の基本的な意味を韓国語辞書で探してみると動詞として
- あることについて必要なものをまとめる
- ものを忘れず管理して持っておく
- 怠ることなくしっかりとる、みる
のような意味がありますが、
大まかなイメージとしては、
あるものやことについてしっかり
「管理する、まとめる・とる」
と言う意味ですね。
旅行や移動、ある事柄に対し荷物や必要なものをまとめる、準備する時に
여행을 위해 짐을 챙기다
(旅行のために荷物をまとめる)
학교수업 준비물은 빠짐없이 챙겨오세요
(授業のためのものは抜けなく準備してください。)
もの以外の人に対して「챙기다(チェンギダ)」
韓国語の動詞の「챙기다(チェンギダ)」はモノ以外に子供の面倒を見る・見守るの意味でもよく使われます。
例えば、公園で走り回っている子供をちゃんと見守るように忠告する場合や、
아이에게서 눈을 떼지말고 잘 챙겨라
(子供から目を離さずしっかり見ておけ)
または、「健康に気を付けるように」と意味でも
건강 잘 챙기세요 (健康にお気をつけて)
몸 잘 챙겨! (体に気をつけて)
別れる際の挨拶がわりに使うこともよくあります。
他、ものごとををよく忘れる・なくす人に対して、「しっかりして、ちゃんとして」との意味で
정신 똑바로 챙겨 (精神・気をしっかりしろう)
마음을 단단히 챙겨 (心構いをしっかりして)
も韓国人がよく口にする表現となります。