「寝る子は育つ」という言葉通り
子供にとってお昼寝は
まだ未熟な身体と脳を育つためにとっても重要なプロセスで、
子どもの記憶力、集中力はもちろん、心も育てる効果があると知られています。
子供が寝てる間はママさんも
世話尽くしで疲れた心身を少しでもリラックスできる
貴重な時間でもあります。
しかし、
昼寝を全然してくれないとすれば
一日中動きっぱなしで本当に疲れますし、
子供にとっても決して良いとはいえないですよね。
私も2歳児の息子がいますが、
保育園がない週末はいつもすんなりと昼寝をしてくれなくて
規則正しい平日とのバランスが崩れたりする時があります。
2歳2カ月の息子ちゃんは1歳のときに比べると
体力も大分付いてきて、活動量も一層増えてきました。
また、好き嫌いのこだわりもはっきりしてきて
寝ることよりもまだ遊びたい気持ちが優先してるようでした。
なんとか昼寝をさせるために色々試してみたところ、
最近は週末でもストレスなく昼寝ができるようになったので
私と同じく子供が昼寝をしてくれないことで悩んでいるママさんに
ちょっとでも役立つように内容をまとめてみました。
子供がお昼寝をしない原因は?
子供に昼寝をしてほしい!
と願う前に、どうしてお昼寝をしない、または昼寝をしたがらないのでしょうか?
周りのママ友や保育士、専門医に相談したり
書籍などを調べてみたところ
いくつかの原因があることがわかりました。
- 睡眠が足りている
- 身体が疲れていない
- 寝るタイミングを逃した
- 寝る場所がいつもと違う
- まだ遊びたい、集中したいことがある
- イヤイヤ期でママのねんねしように逆らいたい
子供たちの個性も環境もそれぞれ違うため
昼寝をしない原因だけでも様々な理由がある子供たち。
どれか心当たりはあれば後はそれぞれの対策方を一つずつ試していくだけです。
子供が昼寝をしない時の対処法
睡眠が足りている場合
2歳児の必要睡眠時間は12時間前後と言われています。
もし、夜中にたっぷり寝て子供が必要とする睡眠時間を満たしている時は
当然昼寝がしづらくなります。
例えば、夜8時から朝の8時まで起きずに寝ることが習慣になっている子供なら
昼寝をしなくても睡眠時間を満たしているので無理やり昼寝をさせる必要はないでしょう。
しかし、昼寝によって覚えたことや体験したことなど、
子供が吸収した情報を脳は整理するために昼寝は欠かせないと言われています。
ママもランチの後、少し休みたい気持ちも考えれば、
子供が夜8時に眠ったとしたら意識的に朝6時には起こすようにして、
2時間は昼寝に分けるように頑張ってみてください。
朝が早いのが苦手な場合は寝る時間を9時とかにするなど、
時間を少しずらして朝は7時に起きるようにするのもよいでしょう。
身体が疲れていない
2歳児になると体力も一層強くなります。
午前中の運動量が少なくてまだ元気な状態だと
眠いと感じにくくなるのは大人も同じですよね。
もし部屋のなかで過ごす時間が長いのであれば、
午前中に近くの公園などで身体を動かせるように促してみましょう。
朝の散歩は気持ち良いですし、
太陽を浴びることでカルシウムの吸収を助けるビタミンDも摂取できるなど、
朝の活動は様々なメリットがあると考えられています。
寝るタイミングを逃した
子供は眠気を感じるときには
瞼が座ってくる、目をこする、アクビをする、愚ずくなど、何らかの信号で表現してくれます。
子供のことをよく観察しているママさんなら
この子供が出す信号に気付いて、眠る手伝いをすればいいのですが、
もし、子供が眠気を感じでいる時に外部からの刺激などで
眠れるタイミングを逃した場合はどうすれば良いでしょうか?
よくあるパターンが午前中の活動が長くなりすぎていつもの寝る時間を超えてしまった場合。
楽しく遊んでいたら時間すら忘れることはよくありますが、
ママが朝起きた時間から昼寝の時間までを見計って
お出かけの時間や食事の時間を調整して見ましょう。
理想と言えるのは、
朝7時に起きたら朝ごはんを軽く済ませてお散歩や公園に行く。
お昼寝を13時にさせたいなら12時までに昼ごはんを済ませて、
寝る環境を整えてあげることが良いでしょう。
寝る場所がいつもと違う
いつもは子供も保育園で日中はママさんも働いてる方なら
週末はどこかお出かけしたりと用事がある時も多いと思います。
子供も保育園ではきちんと決まった時間には寝ていても、
ママといるときは甘えたくなるもの。
お家や保育園以外で寝かそうとしてもなかなか子供が落ち着かない場合は
ベビーカーではなく、抱っこ紐で抱いてから寝かせて見ましょう。
子供はママと密着することで安心感を感じ、ここは安全な場所だと認識するようになります。
ママの胸に顔を擦りながら寝てくれるようになります。
2歳になると体重も増えてずっと抱っこしているのは大変なので
深い眠りに入ったらそっとベビーカーに移って寝かせてあげましょう。
まだ遊びたい、集中したいことがある
2歳になった子供は好きなことや興味があることが
はっきりと分かってくるようになります。
男の子なら車で遊ぶことが大好きだったり、お絵描きや絵本に夢中になる子もいます。
私の2歳の息子ちゃんも電車や車が大好きで遊んでいた最中に
「お昼寝の時間よ、ないないしましょう」と声かけしたら
すごく嫌な顔で反応してきます。
なんとかベットまで連れてきても目線はおもちゃの方に向いたまま。
20分が経っても寝てくれない場合は仕方なく、
またおもちゃのところに戻ってしばらく一緒に遊んであげます。
少し満足したら今度は素直にママの要求も聞いてくれるようになり、
自分の枕の上に横になって寝んね、ねんねっと子守唄を歌ったらやっとスヤスヤ眠りに。
お子様がもし、まだ遊びたがっているようなときは、
しばらく子供に共感して一緒にいろんな話をしながら遊んであげて見てください。
一人っ子の場合はママが家事などで忙しくしている間、
ずっと一人で遊んでいることになるので
少してもママが自分のところについて一緒に遊ぶだけでも
子供はママと一緒に遊んだという満足感で次はすんなり寝てくれるのかもしれません。
イヤイヤ期でママのねんねしように逆らいたい
子供は目をこすったりアクビをしたり、
眠たい気配がはっきりしているにも関わらず、
寝てくれないときはどうすればよいでしょうか?
イヤイヤ期の子供はとにかくママのいうことはなんでもイヤといじを張る時があります。
以前、息子ちゃんが眠そうな顔をしていたので寝ましょうとベッドに連れて行こうとすると、
寝ないと駄々をこね始めるときがありました。
お昼寝の時間だよ っと説得しても泣き出しちゃって逆効果。
呆れた私は次からは眠そうにしていても声をかけずに
カーテンをしめたり照明を消したり部屋の中を少し暗くし、物音は静かに収めて
子供がうとうとするまで待っていました。
そしてしばらくすると手にはおもちゃを持ったままチーン 、、
いつのまにかスヤスヤ眠っている息子ちゃんです。
2歳のイヤイヤの時期は無理やり寝かそうとしないで
子供が眠りやすい環境を作ったら静かに側で見守ってあげましょう。
「2歳児のお昼寝」子供が寝ない時の対処法 まとめ
お昼寝は2歳の子供にとって成長に欠かせないのはもちろん、
免疫力アップ、ストレス解消、記憶力向上など様々な効果があることが知られています。
そんな大事な昼寝ですが、なかなか子供が寝てくれないときはママも諦めたくなるものです。
しかし、ママのためにも子供のためにも
1日の中で「お昼寝は食事と同じく必要なスケジュール」
だときちんとルールとして決めておくことが大事です。
まずまず成長していく子供に小さいうちからルールは守らなければならないものと
教えておくことで今度はお昼寝に限らず、身の回りのこと、学習習慣にも適用できるようになります。
大事なのは、可愛い我が子の要望通り甘やかすのではなく、
一貫した態度で子供と接することです。
最初は嫌がって駄駄を捏ねることもあるでしょう。
お昼寝はルールだと子供が認識するようになるまで
厳しく、優しく、何回でも教えてあげましょう。
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