「やめなさい!」
「早くして!」
「あー、もう〜またこぼしたの!?」
2歳から7歳までの子を持つママさんなら一日に一度は口に出す言葉ではないでしょうか?
著者も3歳の息子に対してつい「それはやめて!」と言ってしまう時があるのですが、
子供を育てていく上で一番に気を使いたいのがこの否定語です。
「〜したらダメ」 は 子供には 「〜して良い」と同じように認識して余計に悪さをしたくなるものです。
これは実際の経験ですが、子供が夜遅い時間に床をうるさく走ったりジャンプしたりした時、
ついカットなって「うるさいからやめてちょうだい、ご近所さんに迷惑でしょう!」と
いくら説明しても2歳の子供には理解ができず、もっと激しくなる一方でした。
それで今度は、床に布団を敷いて「ここでジャンプしようか」枕を石橋のように置いて
「ほら、床を踏まずに枕の上をピョンピョンしてベットまでいけるかな〜?」先に見本を見せると、「みっちゃんもやる〜!!」と新しい遊びを発見したかのように喜んでいました(笑)
このように子供には「〜しないで」のような否定語は効かないのです。
最初はママもちょっとした訓練が必要ですが、時間を置いて慣れてきたら子供のヤンチャブリに イライラせずに笑顔で彼らの行動をコントロールすることができます。
子供は共感を求めている
子供のイヤイヤ期、かんしゃくの激しい時は、どうしても優しいママもイライラして
ついきつい言葉を投げかけたり大きな声で怒鳴ってしまうことがあります。
私ももうすく3歳の息子ちゃんが言うことを全然聞かなかったりする時はカットなって怒ったりしますが、効果はほとんどありません。
子供を含む私たちは皆共感を求めています。
叱る時はちゃんと叱らないといけませんが、本当にダメな時以外はできるだけ子供の気持ちに共感して慰めてあげることが大切。
ママが怒りの代わりに
「そうかそうか、これが欲しいのね。」「それがしたかったのね。」
の一言の方が子供にとってよっぽど効果があるのです。
イライラしない子育て幸福な子に育つ「ポジティブな声かけ」参考例
子供がテレビをいつまでも見たがる時
いい加減にして! → あとどれぐらい? じゃ、後、10分だけね!お約束だよ☺︎
タイマーを設定して時間を知らせる。
人の多い場所で騒ぐ時
うるさい!静かにして! → これくらいの声で話そうか
ママが小さな声で子供に話しかけて見せる
道路沿いを歩いてる時
危ない!走るな!ダメだよ! → 車にぶつかって怪我したら心配だから手をつないでゆっくり歩いて行こうね
母の気持ちを伝えて具体的に話しましょう。
朝、なかなか支度をしてくれない時
もう早くしなさい!遅れるでしょう! → お外行ったら楽しいことがいっぱい!
今日はこの車が書いている服を着て行こうかな?かっこいい!
子供の興味を引くようなものでお外に早く出たい気持ちにさせるのがポイント。
例えば、
早く準備して出たら保育園にいく前に公園で少し遊べるよ!やったね〜!
のような感じでです。
おもちゃを投げる、片付けをしない時
やめなさい!さっさと片付けして! → おもちゃが痛がるからそっと。ママと一緒にお片付けしようか。できたらおやつが食べれるよ〜! そうそう、できたね! 〇〇ちゃん、偉い!!
できるだけ否定語を使わないように意識してできたことをたくさん褒めてあげましょう。
ご飯で遊んでいる、食事が進まない時
早く食べて!食べ物で遊ばない!何度言わせるの?!
→ 美味しそう!〇〇ちゃんいらないならママ全部食べちゃおう〜!
ご飯の時はどうしたらいいと思う?み〜んな座って美味しそうに食べているよほら見て、
この人参はどんな形?色は?味はどうかな?
食べ物に興味を引くように具体的に問いかけてあげましょう。